そのときにならんとわからんのかな

2017-09-05

こどもたちがミカンの缶詰をめぐって熾烈な争いを繰り広げまして、先ほどカミナリ落とした際にふと思ったこと。笑

人って、その時にならないとわからないのかな。いろんなこと。

例えば、私が高校生の頃。
なかなか自由にさせてくれない母に、すごく憤りを感じていた。
「自分だって高校生だったころがあるんだから、私の気持ちわかってよ!」と思っていた。
「親の気持ちも考えなさい!」と言われたとき、親になったことないからわかるわけない!とへりくつ言った。
親となった今。娘が高校生になるのがちょっと怖い笑

例えば、私が女子大生の頃。
3人の子連れで外食中の子連れママがいたんだけど、子供たちはそんなにうるさくしていなかったのに、

「はいうるさい。はいうるさい。はいはやく食べなさい。はいうるさい。うるさいっていってるでしょ。はいはい。はいうるさい。はやく。はやく。」と叫んでいるそのママをみて、「やんでるわ〜あんなママにはなりたくないな〜」なんて思った。

そして数年後、晴れてママとなった私は
数年前のあのママと同じ席で、子供たちにいらつきながら眉間にしわ寄せ家族団らんのひとときを過ごす自分にはっとする。

そう。
あのママもきっと普段は普通の優しいママなのだと、今は理解できる。
ただ、あの時そうだっただけ。
事実私やまわりのママたちもそういうこと多々だから。

それぞれのライフステージ。
それぞれの価値観で世界を見渡すと、やはりいろんな意見がわいてくる。

子育て世代ならば、子供にやさしいマニフェストを掲げる政治家を応援するだろう。
シニア世代ならば、老後にやさしいマニフェストを掲げる政治家を応援するだろう。

同じ屋根の下。
一緒にくらす家族であったとしても、きっと思想や思いが違う事もあると思う。

そんな人人人がみんな幸せに暮らして行くにはどうしたらいいんだろう。

こないだ、スーパーのレジのおばさまがお正月の帰省というトピックで一言。
「子供たちがやりたいようにさせるのが親のつとめです。
だから親から子どもにああしろこうしろって言わないの。」って。

おばさまだって、子供や孫たちに合えるの心待ちにしてるだろうに。
子供たちが例えば今年はハワイにいくわ!といっても、きっとおばさまは笑顔でお見送りできるんだろうな。ちょっと寂しいお正月になるけれど〜なんていいながら。

自分のことを一番に考える前に、まずは他のひとのことを優先してあげる心の余裕。それが人類みんなにあれば、きっとこの世の中は平和ですばらしい世界になるんだろうね。

私はそんなひとになれるかな。
そんな奥さんに、そんなママに、そんな子供になれるかな〜
なんだか自分一番!ってなってる気がするな〜

ひとのことをまず一番に考えられる。
いかなる状況下でもね。

そんな人になりたいなとふと思いました。

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